Verified Gross Mass

新しい規制では、荷送人が、本船に積載する前に各コンテナの総重量確定情報を海運船社およびターミナルの代理人に提供する責任者となります。 しかし、この新しい規制の荷送人とは誰に該当するのでしょうか？ 荷送人とは法人です。

• 船荷証券、海上運送状またはそれに相当する複合運送証券には荷送人の名前が記載されています。
• 運送契約はその者 (またはその者の自己の名前、もしくはその者の代理人) の名前で船社と締結されます。

サードパーティや同等の機関に委託した場合に関わらず、荷送人は常に VGM を提供する責任者となるため、この新しい規制の影響を認識する必要があります。

• 荷送人は船積指示書を手動で送信する場合でも、maersk.com から送信する場合でも、EDI からで送信する場合でもコンテナの VGM を船積指示書に記載する必要があります。
• 荷送人は輸送プロセスにおいて VGM を計画する必要があります。
• 荷送人はサプライチェーンの関係者（フォワーダー、トラッカー、ターミナル、 海運会社）間で重量測定サービスを統合する  工程を構築する必要があります。
• 荷送人は VGM の取得と提供における法的な義務があるため、このサービスを調整するために可能性のあるコスト影響を算出する必要があります。
• 荷送人は政府が課する罰則/罰金について地域の法律を把握する必要があります。
• 荷送人がこれを遵守せず、VGM を締め切りまでに提供しない場合、船社およびターミナルの代理人は本船にコンテナを積載しません。
• マースクは政府が発行した VGM の規制を評価します。 当社の目標は、お客様が簡単に VGM を提出し、ターミナルと情報交換できることを
• 確実にすることです。

荷送人は船積指示書を手動で送信する場合でも、maersk.com から送信する場合でも、EDI からで送信する場合でもコンテナの VGM を船積指示書で共有する必要があります。

IMO の規制では、VGM を提供しない場合は例外なく本船にコンテナを積載できないことが明確に記されています。 従って、荷積みの最終計画にコンテナを含める前に VGM が存在することを確認することがターミナルオペレーターに義務付けられています。 マースクは、最終積載リストに含まれているコンテナは VGM 提出済みのものだけであることを確認します。

地域および国の法律は VGM を提出していないコンテナを積載した場合の処遇が示されています。ターミナルオペレーターはこれを必然的に認識する必要があります。

ターミナルオペレーターは荷送人または海運船社から VGM を受け取り、この情報を受け取って処理するための EDI またはその他の工程を設ける必要があります。 また、ターミナルオペレーターの敷地で重量を測定して VGM を取得した場合、ターミナルオペレーターはこの VGM を船社に送り返す工程を設ける必要があります。 マースクはターミナルオペレーター全員と連携して工程の設置を確実にします。

まれに、ターミナルは VGM を提出済みの荷積みが完了したコンテナの重量を測定する場合があります。 この場合に異なることは、ターミナルに届いた VGM が使用される点です。

バージ船、鉄道、デポ、トラックのようなサービスを仕出し地で提供するその他のベンダーには SOLAS の訂正内容は適用されません。これには、SOLAS 改訂内容の関連情報の配布も含まれます。